生活改善応援ブログ

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あなたの秘密「守り切ります」

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売れなくなってからがチャンス!?

 

アイデア商品って色々あって面白いですね

 

いわゆる、ちょっとした発明品で

大ヒットした商品もたくさんあって

昭和の時代なら、洗濯機に入れる

クズごみ取りのネットなんかが思いつきますね

 

 

僕はそんな中でも

「アイデアは面白いんだけどなぁ…」

っていう

ちょっと残念な商品に心揺さぶられます

 

開発した人が、どんな気持ちで

どんな未来を描きながら作ったのかなぁとか

考えてみるのが大好きなんです

 

 

そして、大ヒットでもなく

鳴かず飛ばずでもなく

そこそこ売れて消えていくという商品もまた

そのストーリーに魅かれるものがあります

 

その一つが、刻み海苔ハサミです

 

一見、普通のハサミと変わらないんですが

刃の数が違います

 

大体、5枚重ねになっているものが多いですね

 

だから、一回ハサミをつかむと

4つの隙間から刻み海苔が出来上がる

というわけです

 

この商品が出るまでは

ごく普通の調理バサミで

細かく切り刻んでいたんでしょうね

 

だから発売当初はそこそこ売れたそうです

 

でもですよ

刻み海苔というものが各家庭で

それほど需要のあるものではなく

 

いや、そこそこの需要があったとしても

最近ではすでに刻み海苔になったものが

売られていたりして

売れ行きはぱったりと止まってしまいました

 

 

 

ようやく、時代が追いつく!

 

よくよく考えてみてください

わずか数ミリの間隔に重ねられたハサミの刃

それで海苔を刻む

 

使用後に、きっと何枚か残っていたりして

洗ってもなかなかとれなかったりして

ちょっと不衛生なんじゃないの?

 

 

もっとも、普段の食事で刻み海苔が必要なメニューが

我が家では出ることも少ないので

それはどうでもよかったことなんですけどね(笑)

 

 

しかし、この刻み海苔バサミ

そこで終わらなかったんですよ

 

ようやく売れる時代が到来したのです

そう、あとから時代が追いついたというのです

 

現在ならではの売れた理由

なんだと思います?

 

最近ではとても厳しく管理されている

それは、個人情報保護法です

 

個人情報の漏洩にやたら敏感な現代人

家庭のゴミを捨てるときにも

宛名や住所が書かれた郵便物も

それが読み取れないように切り刻んでから

捨てるという人も少なくありません

 

かと言って、わざわざシュレッダーを買うというのも…

 

そこで、この刻み海苔バサミで切り刻んでから

ゴミ箱へポイッ!

 

発売当初とか用途が少し変わりましたが

これで、売り上げがV字回復!

 

刻み海苔バサミとしての売り出し時よりも

高い売り上げをたたき出したというお話です

 

 

売り上げが落ち込んできた商品を

もうダメだ…

と切り捨ててしまわずに

 

違う側面から、その魅力を引き出すことができた

 

これも、商品開発者の意地

しかし、当初の使い道にこだわらず

という柔軟な思考がなせる業でしたね